公益社団法人日本パブリックリレーションズ(PR)協会(東京都港区)は、このほど「PRアワードグランプリ2022」の審査結果を発表。最高賞のグランプリに、富山県朝日町と博報堂がエントリーした「共助×共創による、これからの公共サービスの実現~マイカー乗り合い交通『ノッカル』挑戦の3年~」を選出した。
PRアワードは、「課題解決のための戦略性」「独創性」などを審査基準とし、優れたコミュニケーション活動(広報・PR)を選考、顕彰する目的で毎年実施。本年度は過去最多タイの107件の応募があった。
グランプリ受賞の「ノッカル」は、「住民同士が支え合う交通サービス」で、朝日町民がマイカーで外出する用事がある際に、ついでに近所の住人を乗せて目的地に連れて行く活動。町によると「バスは本数が少なく、タクシーだと高額になるので、それを補完する取り組み」だという。
審査員長を務めた本田事務所代表取締役の本田哲也氏(PRストラデジスト)は、今回は従来の審査基準に加え「パーパス(社会的存在意義)はあるか」「自分(たち)らしさが感じられるか」などを重視したといい「富山県朝日町の現代日本を象徴する社会課題に対し、博報堂らしい『生活者発想』が発揮された事業開発だ」とコメントしている。
このほか「ゴールド」3件、「シルバー」3件、「ブロンズ」8件を選出した。受賞一覧は日本PR協会ホームページ(https://prsj.or.jp/pr-award/list/praw2022list/)参照。
12月15日(木)に表彰式・受賞者によるプレゼンテーションを実施し、オンラインで配信する(無料)。申し込みは;https://prsj.or.jp/event/praward2022_presentation/