自治体向けの業務支援を手がけるG-Place(京都府長岡京市)は、食品ロスを減らす同社のフードシェアリングサービス「タベスケ」の概要や開発経緯について、法政大(東京都千代田区)で講演した、と発表した。
講演は1月9日、法政大の現代福祉学部福祉コミュニティ学科(多摩キャンパス)の土肥将敦教授から依頼を受け、G-Placeの公共イノベーション事業グループ担当者が「コミュニティビジネス論」の講義として登壇した。
テーマは「フードシェリングサービスのシステム運営という事業活動を行ううえでのポイントや事業内容」。フードシェアリングとは、廃棄されてしまう可能性の高い食品を消費者のニーズとマッチングさせ、消費につなげることで食品ロスを減らす仕組みで「タベスケ」は、市民と地域の事業者がフードシェアリングのために利用できる自治体主導のサービス。
具体的には、飲食店・食料品店で、まだ食べられるのに廃棄されてしまう可能性の高い食品を「タベスケ」上で安価に出品し、購入者は出品された中から欲しい商品を購入予約。店舗に出向いて支払いする仕組み。
G-Placeは、これまでも自治体や大学などで食品ロスに関する講演やセミナーを開催しており、「今後も食品ロスという社会課題解決に取り組んでいく」としている。