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絶滅危惧種ネコの繁殖支援を 岐阜大教授が寄付呼び掛け

岐阜大 「ネコ科動物の未来を拓く!動物園との繁殖研究・妊娠検査で保全に繋げる」

 

 岐阜大(岐阜市)の楠田哲士・応用生物科学部教授は、ネコ科動物の繁殖研究・妊娠検査の安定継続などを目的に、クラウドファンディングで寄付を募っている。当初目標の300万円を達成し、第2目標を500万円に設定。2024年2月27日 まで実施する。

 楠田教授は、絶滅が危惧されるネコ科動物の飼育下での繁殖推進や生息域外保全に向け、「繁殖生理の研究」に取り組んでいる。これまでに、ふんの中にある性ホルモン濃度分析から「繁殖生理状態」を調べるなど、絶滅危惧種の繁殖生理の解明に努めてきた。動物園での「飼育下の繁殖」は、発情・排卵・妊娠などを正確に判断することができるため、繁殖の可能性が高まる傾向があるとして、飼育下での繁殖を推進している。

 ふんの性ホルモン分析には専用の機器や試薬などの経費がかかるため、今回の寄付を募ることを決めた。寄付金は繁殖研究や妊娠検査の継続のほか、研究・検査の成果を踏まえた「簡易な性ホルモン分析」の開発検討にも使いたいとしている。

 詳細はクラウドファンディング「レディーフォー」サイト。

 


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