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小学生以下の入会者がこの10年で1.6倍に 公文エルアイエルの書写教室

公文エルアイエル 「年度ごとの小学生以下の入会者数」

 

 全国で「公文書写教室」を展開する公文エルアイエル(東京都千代田区)は、小学生以下の入会者がこの10年で1.6倍になった、と発表した。書写学習への関心の高まりから、幼児から書写を始めるなど入会時期が早まっていると、分析する。

 入会者データによると、小学校6年生以下の入会者総数は最近10年間で約1.6倍となり、年長と小学1年生では約1.7倍、小学2年生では約1.8倍と、低学年中心に入会者が増えている。 

 公文エルアイエルの担当者は保護者のアンケートなどを踏まえ、入会者の年齢が低年齢化している理由として、保護者が小学校入学前の子どもに「ひらがなを覚えさせたい」だけにとどまらず、「ひらがなを書けるようにさせたい」とも思うようになった点を挙げる。また大人は、スマートフォンなど電子端末表示の電子文字中心の生活に移行して手書きの機会が減少しているが、小さな子どもは手書き文字の方がまだ身近であることなどを指摘する。 

 公文エルアイエルは「インターネット時代にあっても、温かい心や相手を想う気持ちをより深く伝えたいとき、手書きの美しい文字はこれからも大きな役割を担っていく」としている。公文エルアイエルは3月11~31日まで、「公文書写教室」の無料体験学習を実施する。期間中、週1回の学習を3回まで体験できる。

 


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