共同通信イメージズ(東京都港区)は、東京メトロの車内ビジョンで放映しているミニ番組「Time Train」で流れる画像を、乗客が画面のQRコードからダウンロードできるサービスを始めた。3月5日まで。
「Time Train」は「地下における時間の旅」をテーマにしたミニ番組で、一般社団法人共同通信社(同)が持っている東京メトロ沿線の街や風俗などを伝えるアーカイブ画像が、車両ドアの上部にあるモニターから流れるサービス。
15~20分ごとに16枚の古い時代の写真が約45秒流れ、そのうち3枚をカラー化し、QRコードを付けた。いずれも昭和2年に撮影した地下鉄に関連した写真で、浅草駅入口と上野駅のホーム(2枚)。白黒写真を小林美術科学(京都市)が独自の技術でカラー化し、当時の様子を再現した。
乗客は、スマートフォンでQRコードを読み取ると無料でダウンロードでき、個人観賞用として楽しむことができるという。
共同通信イメージズは、画像・映像検索データベースを通して、江戸末期から現在までの報道写真や資料写真、ニュース映像の提供を行っており、「Time Train」は2022年12月から始めた新サービス。第1弾として東京メトロ全9路線の車内ビジョンで3月5日まで放映する予定。