ナボカルコスメティックス(東京都千代田区)は、毛髪の内部損傷を修復する効用があるという商品ブランド「ENNEO」を立ち上げ、今年の上期に発売する予定だと発表した。
同社によると、毛髪の損傷には、表面的なダメージと内部のダメージの2種類があり、内部のダメージは修復が非常に困難だという。ダメージの原因として、不適切なブラッシング、高温のドライヤーの頻繁な使用、紫外線、大気汚染などがあり、シャンプーによって、さらに内部の栄養成分が失われて化学結合が切れやすくなり、毛髪の内部構造が緩みがちになる。
同社の研究チームは、シャンプー前のタイミングに注目し、毛髪の内部補修の研究を重ねた。その結果、乳酸菌の一種を用いてマツタケを発酵させて新たな物質「CIMIVO」を作り出し、この物質が毛髪の内部損傷を修復する効果があることを確認した、としている。また緑豆科の植物から抽出した成分「SOUTY」を融合したことで相乗効果が期待できることも分かった。同社は「CIMIVO」で特許を取得した。