HOYA(東京都新宿区)のメガネレンズ事業を担うHOYAビジョンケアカンパニー(同中野区)は、11月22~28日に政令指定都市在住の男女20~70代の1000人を対象にインターネットで「メガネについて気になること」をテーマにした意識調査を行い、このほど結果を発表した。
メガネを使用していて気になることを複数回答で尋ねたところ、最も多かったのが「マスク装用時にレンズが曇る」が72.4%と最も多く、2位の「メガネレンズの汚れが気になる」(49.6%)を大きく上回った。
「マスク装用時にレンズが曇る」と答えた724人に対し、曇り対策について複数回答で質問すると、「何もしていない(我慢している)」が64.5%を占め、「曇り止め用のメガネ拭きで拭いている」(18.0%)、「曇り止めジェル(液)を塗っている」(14.5%)、「メガネレンズが曇りにくいマスクを使用している」(8.0%)などの対策を取っている人を大きく上回った。同じグループに「メガネレンズの曇り対策で最も良い方法」を尋ねると「全くメンテナンスを必要としない曇りにくいメガネレンズを使用する」が36.7%で最も多かった。
HOYAビジョンケアカンパニーによると、マスクをするとメガネレンズが曇るのは、レンズに汚れを拭き取りやすくするための撥水(はっすい)加工が施されており、マスクの上部から出る呼気に含まれる水蒸気がレンズ上で結露し、その細かな粒が光を乱反射するためだという。同社はメガネレンズ本体に曇りにくい機能を持たせた製品を販売しており、「手入れが面倒だと我慢し続けている人に試してほしい」としている。