2020年東京五輪開幕まであと約500日。会場となる新国立競技場を区内に持つ新宿区は3日、記念イベント「新宿から世界へ キミが輝く夢・チャレンジ」を開催した。
この日は2008年北京五輪陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した塚原直貴さんや、競泳の女子200メートルバタフライで2大会連続銅メダルの星奈津美さん、元バレーボール日本代表の山本隆弘さんなど、さまざまな競技のアスリートが来場。スポーツ教室やトークショーを開催した。コカ・コーラやアサヒビール、JXTGエネルギー、富士通、明治といったスポンサー企業も多彩なブースを展開した。
あいにくの雨模様で、当初小学校の校庭で行われる予定だった催しは体育館に変更されるなどしたが、小学生による和太鼓演奏や早稲田大学チアリーディングチームのショーなどが盛り上げた開会式から始まり、車いすやスポーツチャンバラなどの体験イベント、地元の小中学校による吹奏楽の演奏と、会場は多くの家族づれでにぎわった。
閉会式には、同日の東京マラソンを完走した元サッカー日本代表の北澤豪さんや、同日本代表監督のジーコさんが登場。国立競技場で記憶に残る試合として、1981年ブラジル・フラメンゴ在籍時にリバプールに勝った試合などを挙げたジーコさんは、東京五輪について「日本の皆さんが選手たちを温かい心で迎えたら、すばらしい大会になる」と期待を込めた。