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現行運賃、運送事業者の9割「低い」 東ト協連調査、7割が「希望を1割以上下回る」

東ト協連

 

 東京都のトラック運送事業協同組合の連合体組織「東京都トラック運送事業協同組合連合会」(東京都新宿区、東ト協連)はこのほど、運賃動向の把握を目的に年2回実施している「運賃動向調査」の結果をこのほどまとめ、発表した。それによると、運送事業者の9割弱が「現行収受運賃料金」は希望運賃より「低い」と回答。現行料金は希望料金を「1割以上」下回るとする回答は7割に上った。

 運行事業者が受け取る「現行収受運賃料金」の評価について、最も多かった回答は「少し低い」(74事業者、43.8%)。次いで順に「低い」(67事業者、39.6%)、「希望通り」(24事業者、14.2%)、「極めて低い」(4事業者、2.4%)と続いた。「希望より高い」の回答はゼロだった。現行料金は希望料金より“低い”とする回答は、「少し低い」「低い」「極めて低い」を合わせて85.8%を占めた。

 「現行料金は希望料金より低い」と回答した事業者に、現行料金と希望料金との開きを聞いた設問では、「10~15%未満」の回答(58事業者、40%)が最も多かった。次いで順に「5~10%未満」(40事業者、27.6%)、「15~20%未満」(26事業者、17.9%)、「20%以上」(18事業者、12.4%)、「5%未満」(3事業者、2.1%)となった。現行料金が希望料金の「1割以上」下回るとする回答は、「10~15%未満」「15~20%未満」「20%以上」の3つを合わせ、70.3%に上った。

 運賃動向調査は今年1月実施。今回で38回目。調査対象は197事業者で170事業者から回答があった(回収率86.3%)。

 


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