「日光グリーンスローモビリティ」に駅間ルートを新設 世界遺産地域まで環境に優しい電動車を運行

日光市×東武バス日光 「日光グリーンスローモビリティ」

 

 栃木県日光市は、東武バス日光(日光市)が運行し、観光地を回る電動移動車「日光グリーンスローモビリティ(グリスロ)」について、新たに7月20日から東武日光駅を発着するルートを追加した。

 「グリーンスローモビリティ」は、電気で走るため環境に優しい移動手段として導入。今年4月27日から日光東照宮など世界遺産「日光の社寺」の西側の観光施設などを回る「西町ルート」で運行している(毎年4月~11月に運行)。

 今回追加した「駅間ルート」は、東武日光駅から約3キロにある「日光の社寺」(大猷院・二荒山神社)を結ぶ。通常の路線バスと同じルートで、途中の停留所で降りることもできる。料金は路線バスと同じで150~350円。朝夕2本運行する。

 「グリスロ」は小型バス形状で21人乗り。比較的道路幅が狭い「西町ルート」は、日光山輪王寺を起点に「数えるたびに数が違う」といわれる「憾満ヶ淵(かんまんがふち)・化け地蔵」や旧御用邸の「日光田母沢(たもざわ)御用邸記念公園前」などを1日8回周遊している(運賃150円)。1日大人600円で路線バスとグリスロを自由に乗り降りできるフリーパス「世界遺産めぐり手形」もある。

 日光市は「グリスロは、窓ガラスがないため換気もよく、電気で走るため静か。マスク越しでも普通に会話ができる」とアピールしている。グリスロの詳細は日光市ホームページ;https://www.city.nikko.lg.jp/kouryuu/gms.html

 

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