見逃し配信を見逃さないためのプッシュ通知とは TVer、慶応大と共同研究開始

TVer

 

 民放テレビ番組のインターネット配信サービス「TVer(ティーバー)」を運営するTVer(東京都港区)は、効果的なプッシュ通知を使ったプロモーション手法を、慶応大経済学部の星野崇宏教授の研究室と共同で始める、と発表した。

 視聴者にとって、地上波の番組を見逃してしまうことはストレスとなり、それ以降の継続視聴の妨げになる可能性がある。TVerの見逃し配信は、視聴者が再び地上波に戻る手助けをする役割を担っているとしている。

 アプリへのプッシュ通知は、見逃し配信自体を見逃さないために重要ではあるが、頻繁に送ったり、送信するタイミングによっては逆効果になったりすることもある。

 そこでTVerは、蓄積した視聴や行動のデータ、それに基づくプッシュ通知を実施し、その結果をもとに、統計・機械学習を活用し、最適な文言、タイミング、頻度などを、行動経済学を専門とした企業データの分析に数多く取り組んでいる星野研究室と共同研究することにしたという。

 TVerは、「見逃し配信を見逃すことを防げれば、視聴者だけではなく放送局の事業にも貢献することができると考えている」としている。

 

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