建物の脱炭素化を支援する「ネット・ゼロ・アズ・ア・サービス」を開始 ジョンソンコントロールズ、海外展開する日本企業向け

ジョンソンコントロールズ 「ネット・ゼロ・アズ・ア・サービス」

 

 建物のエネルギー効率化に関する事業を世界で展開するジョンソンコントロールズ インターナショナル(本社・アイルランド)の日本法人ジョンソンコントロールズ(東京都渋谷区)は、ビルなどから排出される二酸化炭素(CO2)の課題を解決し、建物の脱炭素化を進める「ネット・ゼロ・アズ・ア・サービス」を日本で開始した、と発表した。

 このサービスはジョンソンコントロールズが持つ世界ネットワークを生かし、国際的に事業展開する日本企業向けに、海外拠点での脱炭素化・省エネを支援するサービス。

 同社によると、世界のCO2排出量の約40%は、ビル建設時や完成後の冷暖房に伴う熱源からの排出、設備機器の運用といったオペレーションなどが要因だとされているという。

 ネット・ゼロ・アズ・ア・サービスは、日本企業の海外拠点でのCO2排出源を特定し、機器の不具合や非効率な運用が行われていないかなどを現地調査し、効率的な熱源システムの設備改修を含め、最適なビル運営を提案する内容だ。既に、海外展開している国内の大手電子メーカーなど十数社と削減目標の策定などについての協議を始めたという。

 サービスは、保守やメンテナンス、運用支援、コンサルティング費用などを含む月額制で「ワンストップで建物の脱炭素化を実現する」と説明している。

 ジョンソンコントロールズ インターナショナルは、135年以上、建物のエネルギー効率化に関する事業を行っており、現在150カ国以上の約2000拠点でビル運営のサービスを提供している。

 

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