積水ハウス、「梅雨と洗濯に関する調査」を発表 雨の日だけではない、リビングルームに洗濯物を干す人が増加する理由

住生活研究所 「梅雨と洗濯に関する調査」

 

 積水ハウス(大阪市北区)はこのほど、積水ハウスの研究機関である「住生活研究所」が、梅雨時の快適な生活空間の提案を目的に「梅雨と洗濯に関する調査」を行った。

 調査は、5月14~15日に衣家事を主体的に行っている全国の20~60代の男女500人に行なった。今回は、「すっきりとした空間をかなえるための洗濯や室内干しとは?」「梅雨時に住まい手が快適に生活できる空間はどのようなものか?」を導き出すための調査だとしている。

 「梅雨時の洗濯物の室内干し場」について、複数回答で、雨の日は「リビング」に干す人が最多で37.4%だった。続いて多かったのは「浴室」(17.4%)、「主寝室」(14.8%)、「和室」(10.8%)と続き、リビング以外の生活空間にも干す人が多いことが分かった。

 河崎由美子・住生活研究所長よると、「朝干してから夕方取り込むまで、生活空間には長時間洗濯物が干しっぱなしで、洗濯物に生活空間が圧迫されているという家庭は意外と多いのではないか」としている。

 「晴れの日の洗濯物を干す場所」ついても、屋内で多いのは「リビング」(13.8%)、「主寝室」(6.2%)、「和室」(4.8%)で、天候に関係なく部屋干ししている人も多いという。さらに屋外をメインとして干している人でも下着(21.6%)やおしゃれ着(19.2%)などは、あえて室内干しをする人は一定数いるとしている。

 洗濯物を取り込んだ後の「一時的に保管する場所」のトップは「リビング」(37.0%)で、「主寝室」(21.8%)、「和室」(12.8%)の順で続いた。たたむ場所やアイロンがけの作業をする場所も同様に、「リビング」「主寝室」「和室」の順で多いことから、日本の住宅事情ではすっきりした生活空間の実現は難しいのではないか、としている。

 また、河崎氏は衣家事を快適にするための四つのポイントとして「室内干しスペースの確保」「作業台や収納の設置」「洗濯機の近くに外干しスペース」「洗濯機を洗面所から解放」などを挙げた上で、例えば、つっぱり棒やカーテンを使用して洗濯機が見えないようにしたり、カーテンで仕切れる場所に室内干しスペースを設けたり工夫をしてみることもおすすめだとしている。

 ・積水ハウス「梅雨と洗濯に関する調査」:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/stories/stories_2022/20220527/

 

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