「福岡アジア文化賞」大賞に太鼓奏者・林英哲氏 第32回受賞者発表、日本人の大賞は中村哲氏以来

福岡アジア文化賞委員会 「2022年(第32回))岡アジア文化賞受賞者」

 

 福岡市などでつくる福岡アジア文化賞委員会はこのほど、アジアの学術研究や芸術・文化の分野で顕著な業績を上げた人を顕彰する「福岡アジア文化賞」の2022年(第32回)受賞者を発表した。

 大賞は太鼓奏者の林英哲(はやし・えいてつ)氏(70)が受賞。「新しい創作太鼓音楽の最先端を走り続け、世界的に活躍している」ことが評価された。日本人の受賞は、第24回の医師・中村哲氏以来9年ぶり。

 学術研究賞には、江戸を主たるフィールドとする美術史家で英国のタイモン・スクリーチ(Timon・SCREECH)氏(60)、芸術・文化賞は、南アジアを代表するパキスタン出身の美術家シャジア・シカンダー(Shahzia・SIKANDER)氏(53)を選んだ。

 授賞式は9月27日に開催、ライブ配信とアーカイブ配信を行う。9月28日と30日には、受賞者による市民フォーラムを開催する。各行事の申し込みは、8月1日から(いずれも事前申込制)。

 福岡アジア文化賞(https://fukuoka-prize.org/)は、古くからアジアとの交流窓口として重要な役割を担ってきた福岡市が、アジアへの国際貢献を目的に、アジアの固有かつ多様な文化の保存と創造に顕著な業績を上げた人を顕彰する国際賞として1990年に創設。これまでに28カ国・地域の118人が受賞した。

 

あなたにおススメの記事


関連記事

スタートアップ

スポーツ

ビジネス

地域

政治・国際

株式会社共同通信社