リチウムイオンバッテリーの「正しい使い方・捨て方」ご存じですか? NITEとビックカメラが連携し、注意喚起

NITE×ビックカメラ 「充電池等回収箱」

 

 製品評価技術基盤機構(NITE、東京都渋谷区)は、ビックカメラ(東京都豊島区)と連携し、ビックカメラの全店舗でリチウムイオンバッテリーの「正しい使い方・捨て方」に関する注意喚起ポスターの掲載を始めた。

 日本容器包装リサイクル協会によると、プラスチック製容器包装のリサイクル工場での発火事故は2019年以降急増し、2021年度は暫定で242件発生している。事故はモバイルバッテリーや加熱式たばこなどのリチウムイオンバッテリーを搭載した製品が、処理機の刃などで押しつぶされることで発生するという。ごみの収集車両や処理施設でもリチウムイオンバッテリーに起因した火災などが多発し、社会的な損失をもたらしている。

 NITEとビックカメラは2010年に製品安全活動の協力に関する協定を結び、両社の強みを生かした製品安全活動を行っている。今回の取り組みは、リチウムイオンバッテリーが専用回収ルートで廃棄されるよう呼び掛けることで、事故を防止するとともに、資源の有効利用による持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献したい、としている。

 

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