地域課題に取り組むセンターを設立 「まちづくりデザインセンター」「ウェルネス&スポーツサイエンスセンター」

福井工業大学 記者会見で挨拶する掛下知行学長(左から2人目)

 

 福井工業大(福井市)は、学部・学科の枠を超えて教員・学生がまちづくりや地域の課題に取り組むための二つのセンター「まちづくりデザインセンター」「ウェルネス&スポーツサイエンスセンター」を設立した。

 少子高齢化など社会の変化に対応した課題の研究や、解決に向けたプロジェクトを進めるためにつくった。まちづくりデザインセンターは、「モノ」「コト」のデザイン活動と、実践を通じて未来を拓く「ヒト」の育成が目的。持続可能なまちづくりや、伝統産業をはじめとした地域の活性化を目指す。メンバーは同大教授や准教授の21人。「防災まちづくり」「環境まちづくり」「都市デザインプロジェクト」をテーマにさまざまな視点から課題の解決を探るという。現在は、「赤島活性化プロジェクト〜雨水活用による接続可能社会の模索」や、新型コロナウイルス対策「簡易陰圧テントの実用化プロジェクト」などに取り組んでいる。

 ウェルネス&スポーツサイエンスセンターは、健康増進やスポーツ活動の研究、支援が目的。産官学や地域を支える医療との連携を進め、地域の人々との協同事業の窓口としての役割を果たし、各種健康情報の発信拠点を目指すという。現在は、新型コロナウイルス対策「ノルディックウォーキング後の正しい手洗いマスター」などに取り組んでいる。

 

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