副作用が少ない抗がん剤開発を検討 岐阜大研究グループが研究資金募る

岐阜大学 「フキノトウから副作用の少ない抗がん・転移阻害剤の開発へ」

 

 岐阜大(岐阜市)はこのほど、同大大学院連合創薬医療情報研究科の平島一輝特任助教が、フキノトウに含まれる物質「ペタシン」を使い、副作用の少ない「がん増殖・転移阻害剤」を開発する研究資金をクラウドファンディングで募っていると発表した。

 625万円を目標に、クラウドファンディングサイト「レディーフォー」で呼び掛けている。寄付の受付期間は4月28日まで。

 平島特任助教の研究グループによると、フキノトウに含まれるペタシンは、腫瘍の増殖と転移を抑制するとともに、副作用が極めて少ないという特徴を持った物質だという。現在の一般的抗がん剤治療は、脱毛や吐き気、貧血、倦怠(けんたい)感などの副作用が懸念され、抗がん剤治療継続の困難性や生活上の負担などの課題が指摘されている。同研究グループは、多くの実験検証を重ねて、ペタシンから副作用の少ない抗がん剤を作っていきたい、としている。

 詳細は;https://readyfor.jp/projects/fukinoto

 

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