
静岡市はこのほど、東京都民約1000人を対象に静岡市に対するイメージ調査を実施。2023年1月に開館予定の歴史文化施設「静岡市歴史博物館」への来館希望者が65%あったなどとする結果を公表した。
静岡市イメージ調査は2016年から毎年実施しており、今回が7回目。2月16~18日に東京都在住の20代~50代の男女1038人(男女各519人)にインターネットで行った。
今回は、来年にNHK大河ドラマ「どうする家康」が放送されることから、静岡市の駿府城(すんぷじょう)公園近くに建設中の徳川家康や戦国時代、駿河国に君臨した今川家に関する資料公開を中心とした「静岡市歴史博物館」について聞いた。「静岡市歴史博物館に行ってみたいですか?」に対して「ぜひ行ってみたい」(7%)、「行ってみたい」(11%)、「機会があれば行ってみたい」(47%)と65%が「行ってみたい」と回答した。
一方「徳川家康が静岡市ゆかりの武将だと知っていますか?」については「知らない」が66%あった。
毎年行っている「静岡市の印象」についての質問は、「お茶」「富士山」「ちびまる子ちゃん」「静岡おでん」「みかん」が上位5項目で、例年とほぼ同じ結果だった。
静岡市の担当者は「歴史博物館はこれからPRを強化しようと思っている時期なのに65%が『行きたい』というのはうれしいが、家康が静岡市ゆかりと知らない人が66%もいたのは少しショックだ。静岡市に歴史と文化の魅力があることをアピールしていきたい」としている。