
全国道の駅連絡会(東京都江東区)は、道の駅公式オリジナル商品の提供を始めた。全国各地の道の駅で販売する商品の販路拡大や、公共性の高い商品の提供を目指すという。
第1弾として販売するのは二つの“塩”商品。各地の高級塩を詰め合わせた「道のいいもの『道の塩』プレミアム~日本のご当地塩くらべ~」(鮮度長持ち袋付き)と、漬物などに適した塩で災害時は道の駅で炊き出し用に無料提供する「同『道の塩』~自家製漬物等用~」。全国約150の道の駅で順次発売する。
「日本のご当地塩くらべ」は、道の駅「あぷた」(北海道洞爺湖町)の「カムイ・ミンタルの塩」(90グラム)▽道の駅「みのりの郷東金」(千葉県東金市)の「山武の海の塩」(80グラム)▽道の駅「大山恵みの里」(鳥取県大山町)の「藻塩(海藻仕立て)」(120グラム)▽道の駅「たのうら」(熊本県芦北町)の「岬の御塩」(100グラム)―の四つの塩をそろえた。価格は2780円。「自家製漬物用等」(1キロ)は、瀬戸内(岡山県)の海水のみを原料とする国産塩。希望小売価格は213円。
今回の2商品は、各地の道の駅で販売されている地元の高級塩の流通卸しを担当する東京ソルト(東京都中央区)が開発した。全国道の駅連絡会は「道の駅が提供する商品の価値を“みんなでつくる道のいいもの”と定義し、地域とのつながりを強みに、地域や企業の協力を得て“道の駅ブランド商品”を提供する」としている。