
公文教育研究会(東京都港区)はこのほど、子どもの生活・家庭学習の状況や、保護者の意識・行動について調査した「家庭学習についての調査2021」を発表した。
調査は、2021年11月26~30日まで、小学校1~3年生の児童を持つ世帯の母親1000人、父親800人を対象にインターネットで行なった。
「家庭学習についての調査2021」によると、家庭での学習時間の平均は34.9分で、平均日数は週平均5.7日だった。昨年度の調査結果(週平均5.8日、平均学習時間36.3分)と比較すると減少していることが分かった。
「オンライン学習の実施状況について」は「学校主導も自主実施も行われている」が2020年の8.4%から25.6%へと大きく上昇し、学校主導、自主実施の両方でオンライン学習をしている子どもが増加していることが分かった。
「教育におけるICT拡大の評価」では、「非常に好ましい傾向である」「まあ好ましい傾向である」との評価は43.8%だった。「どちらとも言えない」は43.6%で、「あまり好ましい傾向ではない」「まったく好ましくない傾向である」との評価は12.6%にとどまった。
また「保護者の家庭内学習関与の状況」は、「平日の家庭学習の開始時間を把握している」が最も多い53.3%だった。以下、「その日にやった家庭学習の内容を終了後に確認している」(46.0%)、「子どもの学習を毎日促している」(41.5%)と続き、いずれも2019年から増加傾向となっている。