
アキレス(東京都新宿区)は、同社開発の「導電性表皮材」が、トヨタ自動車カローラの特別仕様車に「除電スタビライジングプラスシート」として搭載された、とこのほど発表した。
素材は運転席シートに搭載。ドライバーと周辺にたまる静電気をボディー全体に分散させて帯電量を軽減する効果があるとしており、安定した車両挙動やより疲れにくく快適なドライビングが期待できるという。
同社の「静電気対策技術」は40年来の歴史があり、これまで製造現場の設備資材・包装材・機器や半導体ウエハー、電子デバイス向けの静電気対策品などに活用。車両用シートの表皮材に関してもノウハウを有しており、今回の導電性表皮材はこれらの技術を応用、トヨタ自動車の協力も得て開発した。
アキレスは「今後も保有技術を生かし、人と環境にやさしく快適な生活空間を創造していく企業を目指していく」としている。