関西大・井上ゼミ生が堺市の魅力発見「パンフ&動画」制作 インバウンドが求める観光情報を2言語で発信

関西大学 「堺市トラベルガイド」

 

 関西大(大阪府吹田市)の井上典子・外国語学部教授のゼミはこのほど、堺市との地域連携事業としてインバウンド産業の支援プロジェクトに取り組み、堺市の魅力を発信する「パンフレット&動画」を日本語と英語で制作した。

 「一日中楽しめる堺」をコンセプトにしたパンフレットは、全16ページでコンパクトなB6版の冊子型。堺市内の観光施設や、大阪市内・関西国際空港の観光案内所で、日本語版2000部と英語版3000部を配架しているという。

 井上ゼミでは、外国人観光客が求める情報と、日本人が提供する観光資源のミスマッチを解消するため、持ち前の語学力を生かしたインバウンド観光ガイドツールを制作している。パンフレットはシリーズ3作目だという。

 「堺、大阪の魅力をとことん堪能してもらいたい」という思いをひとつにしたパンフレットは、堺の伝統産業が紙面で紹介されるほか、掲載された2次元コードからは学生たちが制作した注染の「西川由染晒工場」や刃物の「馬場刃物製作所」を紹介する動画も視聴できる。

 パンフレットは広げると大きな地図になり、1泊旅行を想定した朝・昼・晩の時間帯別の観光情報も掲載。古墳や伝統産業、グルメスポットなどを堪能できるモデルコースを掲載するほか、2次元コードからは実際に歩いた様子の動画も見ることもできるといった、視覚に訴えかける工夫も施したとしている。

・井上ゼミYouTubeチャンネル(おでかけ堺):https://www.youtube.com/channel/UCSTk-eMvaMuqOHuwRGagICA

 

あなたにおススメの記事


関連記事

スタートアップ

スポーツ

ビジネス

地域

政治・国際

株式会社共同通信社