
太子食品工業(青森県三戸町)は、豆腐の「一丁寄せシリーズ」が発売30周年を迎えることを記念して、4月上旬、リニューアル発売する。「記念パッケージ」にするとともに、豆乳製法を見直す。
「一丁寄せシリーズ」は、1992年8月に発売し、累計販売数は9億個に上る。水と大豆とにがりだけを使用し、全自動ラインで人の手や水に触れず、1丁ずつ型箱でゆっくりと固めることで、13日間という長い賞味期間を実現した。切断面がなく、さらし水に触れないため、大豆本来のうま味を逃さず、豆の味がしっかりする、としている。
今回のリニューアルは、豆乳製法を見直すことで「不快味」を抑え、大豆による自然な甘みを際立たせ、まろやかなおいしさにするという。包装資材にバイオマスインキを順次使用し、二酸化炭素削減に配慮する。