
購買クラウドサービスの開発・販売のジーニーラボ(東京都港区)は、電算システム(岐阜市)からの第三者割当増資による出資を得て、3月18日に資本業務提携契約を締結した。
ジーニーラボが主力展開する、「ジーニー2.0」は、企業で必要とする消耗品や備品などの間接材の見積り依頼・購入先選定・承認などのプロセスをワンストップで行えるクラウドサービスだ。
この資本業務提携によりジーニーラボは、「ジーニー2.0」のグローバル展開に向けた体制基盤づくり、製品開発、顧客の導入サポート、システム運用に注力し、また電算システムのパートナー企業とのつながりを生かし、デジタルトランスフォーメーション(DX)により中部地区の販路拡大や地域活性化への貢献を目指すという。
また決済サービスなどのソリューションを展開する電算システムは、「ジーニー2.0」の総販売元(マスターディストリビュータ)とバリューリセラー(付加価値再販業者)となり、今後は「ジーニー2.0」の販売・導入・運用を担うとしている。
さらにジーニーラボは、電算システムが提供するB2B決済代行サービスを利用した、新しいFinTechサービスの「ビズハイウェイ」を2023年にリリースする予定だという。
ジーニーラボによると、「当社の製品は、今までに10企業グループ、200社以上に導入される。この度の電算システム、ジーニーラボの製販協業体制で、より多くの顧客への展開を円滑に進めたい」としている。