
東京都は、日本の領土として最南端に位置する沖ノ鳥島(おきのとりしま)の重要性を多くの都民や国民に理解してもらうため、毎年「沖ノ鳥島フォーラム」を開催している。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで3月25日午後11時59分まで配信している。
沖ノ鳥島は、沖縄と米領グアム島を結んだ直線上の中間に位置し、日本の国土面積約38万平方キロを上回る約40万平方キロの排他的経済水域を有する上での国土保全上極めて重要な島だと位置付けられている。
フォーラムのプログラムは、東京大大学院の茅根創教授が「東京都沖ノ鳥島フォーラムの14年」、中部大の加々美康彦教授が「国際社会の中の沖ノ鳥島 ―これまで・これから」と題する講演のほか、沖ノ鳥島への東京都の取り組みを紹介する動画3本を配信している。今回は、中学生や高校生にも親しんでもらえるようなコンテンツとして、「沖ノ鳥島の概要」「周辺海域の生物資源」「知っていますか? 沖ノ鳥島の秘密 『奇跡の島 沖ノ鳥島』」など10本のDVDライブラリーと、フォトギャラリー「沖ノ鳥島とその海洋生物たち」を配信している。
動画視聴は、参加申し込みなどの手続きは必要ない。
・「沖ノ鳥島フォーラム 2022」:https://okinotorishimaforum2022.info/