「8割が消えた」街の本屋の魅力をユーチューブで発信 東京都書店商業組合、トラウデン直美さんが出演

「東京都書店商業組合加盟店舗数推移グラフ」

 

 中小書店を中心に組織する東京都書店商業組合(東京都千代田区)は、減少が著しいと指摘される街の本屋の魅力を紹介する動画「東京の本屋さん~街に本屋があるということ~」を制作し、ユーチューブで随時、新作を発信している。

https://www.youtube.com/c/tokyo-shoten

 東京都書店商業組合によると、東京都にある中小書店などの組合店舗数は、2022年1月時点で287店。1984年の1426店のピークから8割減少したという。インターネットの普及で「活字離れ」が進んだことに加え、本を購入する際もネット通販など書店以外の販売ルートを利用することが増えたことなどが、街の本屋の閉店を余儀なくしていると指摘する。

 危機感を持った中小書店の店主らが書店の魅力をアピールしようと昨年10月、ユーチューブチャンネルを開設。「普段は無口な街の本屋の生の声」(同組合)を発信している。

 動画では、読書好きとして知られるモデルのトラウデン直美さんが、1967(昭和42)年創業の葛飾区にある書店を訪ね、お気に入りの本を紹介したり、店内のSDGs(持続可能な開発目標)コーナーで、書店の代表者からお勧めの本を聞いたりする様子を配信している。

 また「塞王(さいおう)の楯(たて)」で直木賞を受賞した歴史小説家・今村翔吾さんのインタビュー動画も配信。東京都書店商業組合は「いつも利用している本屋の独自サービスや、街の本屋をあまり利用しない人に向けても新たな魅力を発信していきたい」としている。

 

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