
山野楽器(東京都中央区)はこのほど、広く一般に募集していた「2022年に始めたい楽器」アンケートの結果を発表した。
昨年12月16日~今年1月16日にオンラインで募集。1186人(女性646人、男性532人、無回答8人)からの回答を集計した(複数回答可)。
1位は、幅広い年代から支持された「ピアノ」(13・5%)だった。昨年上半期の人気レッスンランキングでもトップで、根強い人気を示した。2位はギター(アコースティックギター、クラシックギター)の8・7%。山野楽器によると、ギターはコロナ禍の2020~2021年に、おうち時間増加で人気を伸ばした楽器だといい、実際、アコースティックギターは昨年上半期人気レッスンで2位だった。
3位は「フルート」(8・0%)。昨年上半期の人気レッスンでは8位だったが、急上昇した。「家で比較的奏でやすい、優しい音色のフルートが、特に女性を中心に票を集めた」という。
4位以下は「サックス」「ウクレレ」「バイオリン」「エレキギター」「クラリネット」「トランペット」「キーボード・シンセサイザー」で、山野楽器は「好みの多様さを物語る、バラエティー豊かな楽器の名前が上がった」と分析している。
楽器を始めたい理由については、「前から憧れていた」「かっこいいから」が半数近くで、「好きな曲や弾きたい曲があるから」「好きなアーティストが演奏しているから」などの理由もあった。
回答者は楽器演奏を継続している人が多くを占めた一方、「コロナ禍の中、楽器を始めた、または再開した」という人も多かったという。