
産業能率大(東京都世田谷区)スポーツマネジメント研究所は、北京五輪の実施競技の視聴満足度や日本代表選手のMVP、知名度が上昇した選手などについてインターネットで調査し、結果を発表した。
調査は、開催前の1月26~28日、1万人を対象に、選手の知名度やメダル予想などを尋ね、開催後の2月25、26の両日、事前調査の回答者の中から1000人を抽出し、視聴して良かった競技や選手について聞いた。
その結果、MVPの1位は、スノーボードの平野歩夢で26・2%、2位はスピードスケートの高木美帆で15・0%、3位はフィギュアスケートの羽生結弦で10・3%だった。
自由回答で平野を1位に選んだ理由について尋ねたところ、長崎県の60代男性は「競技前は不言実行、競技後に客観的、理論的に問題提起し、今後の対応、対策など、あるべき方向性を示していた。とてもクールで爽快だった」、東京都の30代女性は「金メダルの実力、メディアなどでの対応にスポーツマンシップを感じた」などと回答した。
競技視聴満足度は、複数回答で1位がカーリングの43・4%、2位がスノーボードの40・9%、3位がフィギュアスケートの40・2%という順だった。
開催後に知名度が上昇した選手は、30・3ポイント上昇したフィギュアスケートの鍵山優真が1位で、以下、石崎琴美、鈴木夕湖、吉田知那美、藤沢五月とカーリングの4選手がランクインした。