小学生は「好」、中学生は「券」が絆大賞 漢検の第9回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」

日本漢字能力検定協会 第9回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」小学生部門絆大賞受賞作品

 

 公益財団法人 日本漢字能力検定協会(漢検、京都市)は、想(おも)いを託した漢字1字とメッセージを贈る第9回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」を開催し、このほど受賞作品を発表した。

 今回は過去最多の5万1231作品の応募があり、小、中、高、大学・一般の4部門で「絆大賞」「日本漢字能力検定協会賞」などの15作品、計60作品の受賞作品を決めた。

 「絆大賞」の各部門の受賞者と作品・メッセージは以下の通り。(年齢・肩書は応募当時)

 <小学生部門>「好」。中 陽真理さん(和歌山県・7歳・紀美野町立野上小)
 【メッセージ】わたしは、まい日おかあさんに「好き」と言います。すると、おかあさんは、うれしそうにわらいます。けれど、まだ好きというかん字を知りません。今日は、教えてもらって、れんしゅうをしました。まだ上手に書けないけれど、つぎは手がみで好きをおくります。

 <中学生部門>「券」。瀬田 夕凪さん(神奈川県・13歳・湘南白百合学園中)
 【メッセージ】13歳の私にもワクチン接種券が届いた。不安が大きく、なかなか一歩を踏み出せない。未来の私、教えてほしい。マスクを外して大きな声で笑えていますか? お盆におばあちゃんの手料理をみんなで一緒に食べましたか? そんな未来行きの券だと、教えてほしい。

 <高校生部門>「揺」。小野寺 龍信さん(東京都・17歳・東京都立新島高)
 【メッセージ】船の揺れは落ち着く。飛行機の揺れは少し怖い。波に揺られると心地いい。心が揺らぐと落ち着けない。世間の揺れは不安を生む。大地の揺れは恐ろしい。でも、ゆらゆらした生き方は気持ちがいい。余裕を失くしたら、故郷の海の揺らぎを思い出してみてください。

 <大学生・一般部門>「夢」。山平 妙子さん(山口県・教員)
 【メッセージ】中学校英語教師になる志半ば、二十一歳の秋、交通事故で逝ってしまった貴女。筆文字で色紙に書かれた夢を受け継ぎ、母さんは英語免許を取得し、今年から中学校に勤めているよ。思春期の生徒達との時を大切に、これからも貴女と共に生きていきたい。

 その他の受賞作品など詳細は「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」サイト;https://www.kanken.or.jp/project/edification/kanjicontest/2021.html

 漢検によると、東日本大震災で「絆」に対する意識が高まる中、それを長期的に続く社会とすることを目的に2013年からコンテストを始めたという。

 

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