実践型・参加型の授業科目でインターネットリテラシーの啓発動画を制作・発信した同志社大生の制作チームはこのほど、犯罪被害防止の啓発活動に貢献したとして、京都府警から感謝状を贈られた。
啓発動画は、授業科目「クリエイティブな映像制作でインターネットの安心安全を守る!」のプロジェクトチームが制作。インターネット関係のトラブル多発を受け、自画撮り被害やフィッシング詐欺被害をテーマに作った。動画は京都府警に提供され、一般に広く公開され啓発に役立っているという。
このプロジェクト代表の法学部3年、松尾暖花さんは「当初は、自らのSNSを使っての発信を想定していたが、京都府警と連携して広く、全国に発信することができ、また、このような立派な表彰を受けることができて光栄だ」と話した。
京都府警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課の上村一則課長は「サイバー犯罪の件数が年々増加している中、大学生による被害防止の啓発動画を作成いただいたことを感謝している。サイバー犯罪というと、被害に遭うのは50代以上というイメージがあろうが、20代、30代の被害も増加傾向にある。今回作成いただいた動画を使って、SNSとも連携し、啓発活動を行っていきたい」とコメントした。