
全国約300社の石材店で組織する墓石団体「一般社団法人 全国優良石材店の会」(全優石、東京都品川区)は、新たに女優の名取裕子さんをイメージキャラクターに起用する、と発表した。
全優石は、これからは墓の価値を業界から押しつけるのではなく、消費者の共感を得ることを重視し、長く人気を維持している名取裕子さんに主婦を演じてもらうソフトな「共感獲得型」でアピールすることにしたという。
CMは15秒、30秒の2編を制作。ポスター用の写真撮影も行った。テレビCM、動画、ポスターは、春の彼岸時期から展開する計画だという。新しいデザインの墓など、墓の写真と墓づくりのエピソードを募集する「想(おも)いを込めた お墓デザインコンテスト」入賞作品のエピソードを名取さんが朗読する動画も制作し、ユーチューブなどで配信することも予定している。
全優石はこれまで、墓石のイメージの発信として、ドラマ「寺内貫太郎一家」で石屋の頑固おやじを演じた作曲家・小林亜星さんや、エジプト考古学者の吉村作治さんらを起用してきた。