
情報通信技術(ICT)のサポートサービスを手掛けるキューアンドエー(東京都渋谷区)は、コールセンターのオペレーターを遠隔(リモート)で管理する「南三陸サテライトオペレーションセンター」(宮城県南三陸町)を開設、2月から運用を始める。
センターは、東日本大震災の復興で利用されていた宿泊施設を再活用し、電話を受ける30席のブースはすべて個室だという。IT関係のテクニカルサポートを予定しており、オペレーターが相談内容について指示を仰いだり、運用管理者が従業員のマネジメントをしたりする業務は、仙台市の拠点(コアセンター)から遠隔で対応するという。
キューアンドエーは、都市部が中心だったコールセンターを地方展開するための実証実験だと位置付けており、「在宅コールセンター」など次世代の働き方としての運営を目指すとしている。