「5G通信向け透明フレキシブル電波反射フィルム」を開発 景観を損ねずに電波環境を改善 、積水化学工業

積水化学工業 「5G通信向け透明フレキシブル電波反射フィルム」(外観)

 

 積水化学工業(大阪市)の高機能プラスチックスカンパニーはこのほど、独自のフィルム、光学粘着材技術と、Meta Materials Inc.(カナダ・ノバスコシア州)のメタマテリアル技術を活用した、「5G通信(第5世代移動通信システム)向け透明フレキシブル電波反射フィルム」(以下、電波反射フィルム)を開発した。

 電波反射フィルムは、5G通信などの電波が届かない屋内の壁や、天井などに貼り電波を反射させることで、通信環境を広範囲に向上させることができるという。(2~60ギガヘルツで実現)

 電波反射フィルムの設置は、新たな基地局や中継機の設置に比べ、低コストで、短期間で通信環境が改善し、電源は不要で、透明、フレキシブル(柔軟)であるため、外観を損ねることなく、あらゆる形状の部位や場所に施工が可能だとしている。

 また、電波反射フィルムを使った実証実験では、基地局から30メートル離れた反射フィルムを介して、基地局からの電波を適切に反射制御することによって、広範囲に電波環境が改善したことを確認したという。

 積水化学工業によると、今後は「オフィスや工場のほか、地下街、鉄道・道路インフラへの展開に加え、救急、工事現場、キャンプなどの一時的・緊急的な用途への対応も含め、用途開拓を進めていく」としている。

 

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