東京音楽大に伊福部昭さんの資料1243点を寄贈 映画「ゴジラ」作曲家、同大学長も務める

東京音楽大学 「寄贈された伊福部 昭さん愛用ピアノ」

 

 東京音楽大(東京都目黒区)は、日本を代表する作曲家で、同大学の学長を務めた伊福部昭(いふくべ・あきら)さん(1914-2006)の作品資料と愛用ピアノが親族から大学に寄贈された、と発表した。

 寄贈されたのは、楽譜や書籍、雑誌、録音・映像資料のほか、民族楽器など1243点。東京音楽大付属図書館(東京都豊島区)は今後、こうした「伊福部昭コレクション」を整理し、目録の作成や利用者への閲覧などについて準備するという。

 同大学によると、伊福部昭さんは一般には映画「ゴジラ」の音楽で知られており、そのほかにも管弦楽曲「日本狂詩曲」「交響譚詩」「シンフォニア・タプカーラ」、バレエ曲「サロメ」「人間釈迦」、合唱頌詩「オホーツクの海」など多くの作品を残している。

 1976(昭和51)年から1987(昭和62)年まで学長を務めたほか、東京音楽大付属民族音楽研究所の初代所長にも就任した。

 大学では今回の寄贈を記念して、2022年1月15日に池袋キャンパス(東京都豊島区)で、学生や大学関係者を対象に伊福部作品の演奏などをするイベントを開催する。

 伊福部昭コレクションについては;https://tokyo-ondai-lib.jp/collection/ifukube/about/

 

 

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