
学校給食用厨房機器などを販売する中西製作所(大阪市)はこのほど、焼き物や揚げ物など加熱調理食品のピッキングや温度計測、詰め込み作業などを自動化するロボット「マルチワーカー」を、ロボット事業を展開するチトセロボティクス(東京都台東区)と共同開発する、と発表した。
マルチワーカーの導入で、クラスの人数が違うため学校給食センターなどで必要だった調理数を確認する人員の削減などが見込める、という。
開発を目指すマルチワーカーは、揚げ物など柔らかい食品を正確につかみ配置する働きのほか、加熱調理食品の中心温度測定や食品缶の2次元コードを読み取る機能などを備える。設置の際のアンカー打ちは不要で、簡単に設置できるロボットにするとしている。