創立130年を迎えた浅村特許事務所 高橋是清氏の勧めで創立

浅村特許事務所 高橋是清氏と浅村三郎氏

 

 特許局(現特許庁)初代局長の高橋是清氏(1854~1936年)の勧めで創立された浅村特許事務所(東京都品川区)が10月25日で創立130年を迎えた。

 特許局審査官の浅村三郎氏が1891年に創立。「我が国工業の発達を期せんとするには発明思想を喚起し創造智能を振興せしむるにある」との思いから、官を辞して立ち上げたという。創立当初には、民間の特許代理事務開始という日本で初めての仕事の育成に心を配った高橋氏が時折、見学のため事務所を訪れることもあったという。

 首相のほか、日銀総裁や大蔵大臣(現財務省)などを務め「日本財政の守護神」といわれた高橋氏は、官僚時代に海外の特許制度の調査や、特許法案の作成に従事するなど日本の特許制度の確立に尽力したことでも知られる。大蔵相時代の1936年2月26日の二・二六事件で、高橋氏の財政政策に反発する青年将校率いる「反乱軍」に殺害された。浅村特許事務所には、二・二六事件の2年前に大蔵大臣室で撮影した高橋氏と浅村氏の記念写真があるという。

 浅村特許事務所は「創業時の思いやお客さまの長年の信用に応えるべく、今後も引き続き、経験、知識を生かした国内外の知的財産の権利化、さらには知的財産に関する総合的なコンサルティング業務を続けていく」としている。

 

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