福井県年縞博物館で、マヤ文明の「年縞」調査を紹介する特別企画展 若狭三方縄文博物館と合同で企画

 

 福井県年縞(ねんこう)博物館(福井県若狭町)は、特別企画展「Varves in Maya-マヤの年縞をめぐる冒険2021」を10月4日まで開催している。

 2018年9月にオープンした年縞博物館は、年代測定の世界標準のものさし「年縞」を展示しており、こうした博物館は世界初だという。年縞とは、湖沼などに1年に1層ずつ堆積する薄い地層をいう。季節によって違うものが堆積することで、明るい色と暗い色の層が交互に積み重なり、特徴的な縞模様を作り出す。

 特別企画展は、現在のメキシコ南東部やグアテマラなどで紀元前1000年ごろから16世紀にかけて栄えたマヤ文明を対象に、20年3月に本格的な年縞調査が始まった研究について知ってもらおうと、隣接する若狭三方縄文博物館(若狭町)と合同で企画した。年縞博物間は、「お宝編」と題し、メキシコ南部のサン・クラウディオ湖で見つかった全長6・5メートルの堆積物の展示やマヤ文明最大の遺跡「アグアダ・フェニックス」を紹介している。縄文博物館は、「冒険編」として、世界初公開のグアテマラの年縞や掘削に使った道具、調査の写真など約260点を展示する。

 06年に、若狭町の景勝地である三方五湖の一つ、水月湖(すいげつこ)の底から、7万年分の年縞45メートルが完全に採取され、その後、歴史の年代決定のための国際標準のものさしに採用された。

 

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