
全国労働金庫協会(東京都千代田区)はこのほど、国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」実現に向け、全国のろうきんが2020年に取り組んだ事例をまとめた報告書「ろうきん SDGs Report 2021」を発行した。
2019年3月策定の「ろうきん SDGs行動指針」に基づく取り組みを掲載。役職員が家庭で使いきれない食品を持ち寄り、フードバンク団体に寄付する「フードドライブ」(北陸ろうきん)や、九州各県の児童養護施設の子どもたちに希望図書を年2回寄贈する「ツカエル図書館」の取り組み(九州ろうきん)、貧困の連鎖を断ち子どもたちの夢と未来を支えるための基金の立ち上げ(沖縄ろうきん)など、全国各地のろうきんの多彩な活動を紹介している。
全国労働金庫協会は「協同組織金融機関としてSDGsの実現に向けた取り組みを展開し、非営利・協同セクターとの地域ネットワークを強化・拡大しながら、すべての人が安心して暮らすことのできる共生社会の実現に貢献していく」としている。
ろうきん SDGs Report 2021は全国労働金庫協会のホームページで閲覧できる。
・https://all.rokin.or.jp/file/SDGsReport_2021.pdf