ファイザーが新型コロナワクチン原薬製造を開始へ アイルランド政府産業開発庁、拠点拡張を歓迎

アイルランド政府産業開発庁

 

 アイルランド政府産業開発庁はこのほど、米製薬大手ファイザーが製造する新型コロナウイルスワクチンについて、首都ダブリンのグレンジキャッスルにあるファイザーの拠点を拡張すると発表した。ファイザーは、新たにワクチン原薬の製造をする。

 産業開発庁によると、ファイザーは4000万ドルを投資し、現在の拠点を拡張するという。ドイツのバイオ企業ビオンテックと共同開発したワクチンの原薬を製造する。これにより、世界的なワクチン供給の一翼を担うことになり、75人の雇用が新たに確保されるという。

 アイルランドのミホル・マーティン首相は「ファイザーは50年以上にわたりアイルランドに製造拠点を置き、欧州事業を拡大し続けてきた。全世界的なワクチン提供の拡大が急務とされる中、今回のニュースは素晴らしい進展だ」と歓迎するコメントを公表した。

 アイルランドでは、英語が公用語であることや欧州連合(EU)市場に近いといったことを背景に、日本の武田薬品工業など世界のバイオ医薬品企業が進出しており、政府産業開発庁日本代表を務めるデレク・フィッツジェラルド氏は「アイルランドが医薬品製造に魅力的な場所で、企業は今後もアイルランドに投資し続けるだろう」としている。

 アイルランド政府産業開発庁(https://www.idaireland.jp/)は、アイルランドの産業開発や海外からの直接投資などを推進する目的で設立された政府機関。日本事務所では、欧州への進出を検討している日本企業向けに、立地や人材、税制、優遇措置などの情報提供、現地視察、進出後のサポートまで幅広い支援を行っている。

 

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