「世界の42%が新型コロナを身近に経験」 カンターが21カ国を調査、ワクチン接種率で意識の違いも

カンター 「COVID-19バロメーター調査」

 

 市場調査やコンサルティングを手掛けるKANTAR(本社ロンドン)は、21カ国を対象に新型コロナウイルスに関する意識調査を実施、日本法人のカンター・ジャパン(東京都渋谷区)がこのほど「世界の42%が感染を身近に経験したことがある」などとする調査結果を公表した。

 調査は4月15~19日に日本を含む21カ国の1万1500人に、パンデミック(世界的大流行)が生活に与えた影響についてインターネットを通じて尋ね、昨年4月の結果と比較した。

 「感染を身近に経験した」という中には、8%が「自身が感染」と回答。「近親者が感染した」「親しい友人が感染した」がいずれも23%あったという。

 新型コロナウイルスの感染状況については、「非常に懸念している」が70%(昨年79%)と依然として不安が高いことが分かった。ワクチン接種率が30%以上の国は、懸念が昨年の76%から57%に低下した一方、接種率が30%未満の「接種遅延国」は、75%から80%に上昇していた。ワクチンに関する情報源については、日本が「信頼できる情報源がない」とする回答が28%で、21カ国全体(12%)に比べて高かったという。

 政府が取った対策についての満足度を聞いたところ、「賛同」が55%、「賛同しない(不満)」が28%だった。不満を感じている割合が多かった国はブラジル(59%が不満)、コロンビア(44%)、アルゼンチン(40%)の南米各国、欧州はベルギー(43%)、フランス(41%)など「接種遅延国」が高かったとしている。

 自国のワクチン接種状況について、全体では59%が「満足」と回答。接種率が高いシンガポール、英国はそれぞれ80%が満足しており、米国も67%の満足度だった。一方で、日本、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、ベルギー、フランスは50%以上が「不満」を感じていた。

 調査はこのほか、収入など経済的な影響、オンライン購入など生活の変化などについても聞いている。調査実施国は以下の21カ国。

 アメリカ、アルゼンチン、イギリス、インドネシア、オーストラリア、ケニア、 コロンビア、シンガポール、タイ、ナイジェリア、フィリピン、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、マレーシア、メキシコ、韓国、中国、南アフリカ、日本。

 KANTARは、新型コロナウイルスのパンデミック発生以降、世界の人の行動について聞く「COVID-19バロメーター調査」を実施しており、今回の調査は第9回として行われた。

 「COVID-19バロメーター調査」の詳細は;https://www.kantar.jp/solutions/reports/22294

 

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