気泡の大きさの“ばらつき”が要因 泡沫の内部構造の変化、都立大研究グループ発表

東京都立大 「構造緩和時の気泡の動き(赤矢印)と接触気泡数(色)」

 

 東京都立大はこのほど、同大学院理学研究科の柳沢直也大学院生と同大の栗田玲教授らの研究グループが、泡沫(ほうまつ)の内部構造の変化の大きな要因は「気泡の大きさのばらつき」にあることを発見した、と発表した。研究成果は2月2日付英文誌「Scientific Reports」に掲載された。

 泡沫は、メレンゲやシェービングクリーム、洗剤、断熱材といった日常品でも見られる、液体と気泡が混合した状態。気体と液体で構成されるが、立体的な構造を保つ“固体的な性質”を併せ持つ点がユニーク。産業への活用が注目されている。

 泡沫は力を加えると、内部の構造が大きく変化し伸びたり凹んだりなど金属と異なる力学応答を示す。このような内部の構造変化をもたらす“重要な要因”は何か、産業への活用の観点から注目されていた。

 研究グループは、泡沫に少量の水を加えることで内部構造変化の観察に成功。その結果、気泡の大きさの“ばらつき”が構造変化の仕方を大きく変えていることが分かった、という。

 同大は「今回の研究成果は、泡沫の応用を広げるだけではなくガラス分野の研究発展にもつながる重要な発見だ」としている。

 

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