3次元足型計測機の製造を手掛けるドリーム・ジーピー(大阪市)は、同社のインソール(靴の中敷き)を設計するためのソフトウエア「Auto Design Insole G(オートデザインインソール・ジー)」について、国のIT支援事業であるIT導入補助金を活用できるようになった、と発表した。
IT導入補助金は、中小企業のITを支援するための補助金で、本年度は12月18日まで受け付けている。
オートデザインインソールGは、3Dのスキャンデータを使って足型を計測するソフトで、石こうで足型を計測することなくインソールを製作することができる。靴メーカーだけでなく、義肢製作など医療用としても活用でき、データが保存されていることから同じ形のインソールが再現できる。石こうなど産業廃棄物の削減にも役立つとしている。
販売価格は180万円(税別)だが、ドリーム・ジーピーのグループ会社で購入するとIT補助金が活用でき、90万円で入手することができるという。同社の足圧分析ソフトウエアも補助金対象として登録されているといい「制度が続けば、来年度も登録対象となるようにしたい」としている。