国際高専学生が“学生コンぺ”奨励賞 AI活用して白山の魅力を発信

国際高等専門学校 審査員会奨励賞を受賞した袖研究室・土井康暉さん(左)と小蕎一沙さん

 

 石川県の国際高等専門学校の学生2人がまとめた県内白山のPR案「白山の自然を守り、白山の魅力を世界に発信するデジタルトランスフォーメーション」がこのほど、学生ビジネスアイデア・プランコンペティションで審査員会奨励賞を受賞した。

 受賞者は国際高専グローバル情報学科5年の小蕎一沙さんと土井康暉さん。石川、岐阜両県にまたがる白山の貴重な森林生態保護と登山の安全を図り、併せて白山の魅力を世界に発信することを目的に案をまとめた。

 2人は、IoT(モノのインターネット)機器向けの通信規格と携帯電話用の無線ネットワーク規格を構築・組み合わせて携帯電話通話可能区域を山中全域に広げる「通信ネットワークシステム」と、山中のカメラを通じて収集した画像を人工知能(AI)の画像認識技術で分析する「データベースシステム」の構築を提案。

 両システムの導入で、登山の安全に寄与する山小屋間の通信や遭難対策用の通信が可能となるほか、現在人手に頼っているツキノワグマやニホンカモシカ、イヌワシ、クマタカなど野生動物の生育・分布調査や外来植物の生態調査をオンラインで実施できるようになる、という。

 さらにAIを活用して作成した動植物の生息地分布図や高精細の映像をアプリにして登山者らに情報提供することも可能。登山者のマナー向上や白山のPR効果も期待できる、としている。

 学生ビジネスアイデア・プランコンペティションは、学生のアイデアや研究成果をビジネスに生かすことで北陸地域の活性化と人材育成を目指すコンテスト。北陸先端科学技術大学院大 産学官連携本部が主催し、今年で7回目。

 今回は北陸先端科学技術大学院大や国際高専、崇城大、徳島大、第一工業大、石川県立大、九州産業大、金沢大大学院、金沢星稜大、立命館大、金沢学院大などの学生から21の提案があった。小蕎さんと土井さんの提案は、新規性や実現性、提案力が評価された。

 

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