Yaeのオーガニックライフ
Yaeのオーガニックライフ

【Yaeのオーガニックライフ】どこまで自給できる?

このコーナーでは、千葉の鴨川で農業を営む傍ら歌手としても活動する半農半歌手・Yaeさんに、ORGANICな生活を綴ってもらいます。Yaeさんは父親・藤本敏夫さんが残した鴨川自然王国を受け継いでいます。王国の棚田は無農薬で有機栽培。水も雨水のみです。循環型社会の小さなモデルがそこにはあります。

その王国に都会から、敏夫さんが提唱した「農的生活」をするべく人々がやってきます。国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)が提唱されるなか、彼らは消費するだけという立場から、作る側にも接点を持ちたいと思う人たちです。Yaeさんが彼らと米や大豆を育てたり、アースデイなどのイベントに関わる様子を、Yaeさんならではの視点からお届けします。


私のテーマはサバイバル

 

はじめまして、半農半歌手のYaeです。この千葉の里山に移住したのは15年前。
亡くなった父 藤本敏夫が残してくれた「鴨川自然王国」で、米や野菜を栽培し、週末農園カフェを営業しています。

これからここでの生活を中心に、その中で生まれた自分の音楽についてもお話ししていきます。


 

ここ近年の災害や今年に入ってからの新型コロナウイルスの感染拡大。
まるで映画の世界、今や何が起こるかわからない時代になってきた。

私の中でやっぱりサバイバルがテーマになっている。
生きていくのに必要なものを、
どこまで自分の力で自給できるのか?
食べ物はもちろん、水やエネルギーも。


王国は秘境に

鴨川というと海沿いと思われる人も多いかもしれないが、ここ鴨川自然王国は房総半島の南側のちょうど真ん中あたり秘境と呼ばれるほど山深い場所にある。

近くには棚田百選の一つ「大山千枚田」の棚田が広がる。もちろん王国も棚田でお米作りをしている。

「鴨川自然王国」にはたくさんのスタッフがいると思いきや、家族だけで耕す、家族農業を実践している。田んぼが約1hα、畑が7反歩=70aくらい。

 

自宅の前には畑が広がる。夏は草との戦い。草が生えているのも見えるので、あまりゆっくりした気持ちでながめられない
自宅の前には畑が広がる。夏は草との戦い。草が生えているのも見えるので、あまりゆっくりした気持ちでながめられない。ネコは「ジジ」。ジブリの「魔女の宅急便」から名付けた

 

家族は農業専業の夫・藤本博正と子どもが3人(中学生2人と小学生)そして私の5人家族。それにネコのジジと老犬のカイ。

私は歌手業もしているので、ライブやコンサート、ラジオ出演などがないときはだいたいここにいる。

朝6時前には起きて、子どもたちを学校まで送り、帰り道に罠の見回りをする。(一昨年、罠の狩猟免許を取得した)
8時頃から作業開始!草刈りや、野菜の種まきや定植、収穫などなど。
月の半分以上は農業にどっぷり。特に春と秋は大忙しだ。

 

米と大豆を自給

王国では「日本人は米と大豆を自給すれば生きていける!」を合言葉に、サポーターたちと一緒に毎月一回の農作業イベントを開催している。みんなで一緒に農作業をして、旬の美味しいものを食べたり、焚き火を囲んだりしてワイワイ楽しく過ごしている。

この合い言葉は父・藤本敏夫の言葉だ。米と大豆があれば、日本人の食に欠かせないもの、お米、味噌、醤油を作ることができる。そして必要な栄養素が詰まっているから。もちろん野菜や山菜、ジビエもあればなおいいけど。

これから、サポーターたちとの活動についても紹介していくのでお楽しみに。王国サポーターは随時募集中。

鴨川自然王国HP: http://www.k-sizenohkoku.com/

月1回のイベントに集まったサポーターと、王国にて

やえ 東京生まれ。本名・藤本八恵。シンガーソングライター。故藤本敏夫・歌手加藤登紀子の次女。三児の母。2001年ポニーキャニオンからアルバムCD「new Aeon」(ニューイーオン)でデビュー。歌手活動の傍ら、家族とともに自然豊かな里山「鴨川自然王国」で、農を取り入れたスローライフを送る。国内外を問わず、社会貢献の支援イベント等のパフォーマンスも積極的に行っている。2020年は20周年を迎え、加藤登紀子プロデュースによるアルバム「On The Border」を10月にリリース。


 

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