カーエレクトロニクス最前線を知る 台湾トップ企業に聞くセミナー開催

 自動運転システムや高度道路交通システムの実現に向け、電子機器・システムがどんな貢献ができるかー。
台湾のトップメーカーから専門家を招き、最新の技術開発戦略を聞くセミナーが12月1日にオンラインで開かれる。
このセミナー「台湾ODM企業のカーエレクトロニクス戦略」で講師役を務めるのは、Quanta Computer(クアンタ・コンピューター、広達電脳)とAlpha Networks(アルファ・ネットワークス、明泰科技)の2社。
2社の担当者がカーエレクトロニクス事業の製品・採用実績や技術のポイント、最新製品の開発動向、今後の注力分野における戦略を英語で解説する。
配信動画にはポイントを英語で表示する予定。質疑では「専用窓口」から日本語での質問ができる。
オンライン開催のため会社からでも、在宅でも参加が可能で、アーカイブ配信により繰り返し視聴もできる。

セミナー「台湾ODM企業のカーエレクトロニクス戦略」

日時:12月1日(火)15:00~16:40

会場:ブライトコーブによるオンライン配信(講演は事前録画によるリニア配信)

主催:株式会社矢野経済研究所

協力:株式会社共同通信社

受講料:一般6,000円(税別)、矢野経済研究所のYDB会員4,000円(税別)

申し込み:https://www.yano.co.jp/seminar/2020/1201/1201.html

お問い合わせ:矢野経済研究所カスタマーセンター TEL:03-5371-6901

YDB東京 TEL:03-5371-6914

 セミナー「台湾ODM企業のカーエレクトロニクス戦略」に登場する2社はどんな企業なのか?それぞれの講演のテーマや登壇者、またセミナーに向けたコメントは以下の通り。

【Quanta Computerとは】

 パソコンの受託生産世界大手。電子機器の製造受託サービス(EMS)では世界3位の規模を誇る。無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)関連製品やクラウドサーバー関連機器、産業用コンピューターやウェアラブル電子機器も提供する。

 1988年設立、台湾証券取引所への株式上場は1999年。現在、本社は桃園市、従業員(世界)は約7万0000人。2019年の売上高は1兆296億台湾ドル(約3兆7270億円)、純利益は144.5億台湾ドル(約523億円)。

【自動車関連事業の動向】

 車載分野ではナビゲーションシステムの製造開発などに積極的で、自動運転車両でもシステムインテグレーション技術を強みに、車載エレクトロニクス・エレクトロニクス部品の提供を進めている。TESLAの主要コンポーネントを量産する一方、日本国内では2019年に、自動運転システムの開発を手掛けるティアフォー(名古屋市)が、Quantaを引受先とする10億円の追加増資を発表。両社は最先端の自動運転システムを支える電子制御ユニット(ECU)の開発と商用化に注力し、業界標準の獲得を目指している。

【講演者、テーマは?】

 セミナーには同社の第5ビジネスユニットの張翰仁(Allen Change/アレン・チョー)部長と、陸振翔(Baker Lu/ベイカー・リュー)同部次長の2人が登場。「未来の『モビリティ』におけるビジュアルシステムの動向」とのテーマで講演する。

 

 Quanta Computer社がセミナーに向け発表したコメントは以下の通り。

 「移動(旅客輸送・貨物輸送)」をより快適で便利なものにするために、自動車産業にとってこれまで何十年にもわたり「成長」が最も重要な課題でした。21世紀最初の10年間で自動車産業は史上最大規模ともいえる戦略的変化を経験しました。電気自動車、自動運転車、カーシェアリング、車内通信機能、人工知能など、自動車及びカーエレクトロニクスが、様々な形で未来の「移動(モビリティ)」に変化をもたらすものとなりました。人工知能の最も重要な知覚能力の1つが、ビジュアルアプリケーションです。本講演では、高度道路交通システムと車内HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)システムにおけるビジュアルアプリケーションに焦点を置いて解説していきます

【Qisda Group, AlphaNetworksとは】

 民生用、商業用、車用、医療用、および産業用の電子製品の ODM / OEM サービスプロバイダーで、世界的モニターブランドである BenQ ブランドをグループで展開する世界的電子機器大手メーカーです。設立は1984年。液晶モニタを中心に、デジタルサイネージ、産業用オートメーション製品(POS、Mobil POS、AGV、バーコードリーダー、ラベルプリンタ)、4G スマートフォン等も提供するとともに、システムインテグレーションサービスも展開しております。2018年にトムソン・ロイターはQisdaを世界テクノロジー企業上位100社の1社に指名した。
なお、Qisdaグループ傘下のアルファ・ネットワーク(明泰科技股分有限公司)は主にネットワーク製品とデジタル製品の研究・開発・設計・製造・販売に従事する会社である。設立は2003年。ネットワーク技術を中心に、無線・ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)データ・センタースイッチ、DSL(非対称デジタル加入者線)モデムとルータ、企業スイッチ、車用ミリ波レーダー等も提供しております。2004年に台湾証券取引所に上場。2019年の売上高は158億台湾ドル(約573億円)、純利益は2.4億台湾ドル(約8.6億円)。

【自動車関連事業の動向】

 世界的に注目が集まる次世代移動通信ネットワーク「5G」関連機器や、先進運転支援システム(ADAS)に用いるセンサーも得意分野で、この2つを融合したアプリケーションの開発を進めている。

【講演者、テーマは?】

 セミナーには黃文芳(April Huang/エイプリル・ファン)会長(AlphaNetworks会長、Qisda副社長兼務)と、Qisda Automotive Solution BUの譚明哲(Andrew Tan/アンドリュー・タン)事業部長の2人が登場。「スマートカーセンサーと車載ネットワーク技術の開発戦略」とのテーマで講演する。

 Alpha Networks社がセミナーに向け発表したコメントは以下の通り。

 理想的な未来の乗り物として目指すべき姿は自動運転です。自動運転は全てモーションセンサーの働きから始まります。センサーが車両間、および車両ー道路間で環境情報を収集・共有することにより、車両とインフラとの連携が可能になります。これにより、交通管理・制御、インテリジェントカーの制御、インテリジェントな動的情報サービスの統合が一つのネットワークとなります。

 Qisdaグループの一員「Alpha Networks」は、ADAS用センサー(レーダーと画像)の開発に注力し、これらを既存のネットワーク技術に組み合わせることでADASアプリケーションセンサーの融合に成功しました。この新技術は乗用車や商用車にも搭載可能です。弊社はC-V2Xと5Gテクノロジーを統合することにより、自動運転向けネットワークを実現するための包括的な解決策を導くことを目指しており、その開発動向について本セミナーで解説します。

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