
セコムグループのセコム医療システム(東京都渋谷区)、ダイドードリンコ(大阪市)、大王製紙株式会社(東京都千代田区)の3社はこのほど、子育て世代を支援するため、ベビー用紙おむつの自動販売機を東名高速道路海老名サービスエリア(下り)に設置した。
高速道路のサービスエリアや「道の駅」の子育て応援施設の整備充実を打ち出した国の方針に対応した取り組みの一つ。国は、子育て世代が紙おむつの心配なく気軽に外出できるよう、サービスエリアや道の駅に「24時間利用可能なベビーコーナー」や「妊婦向け屋根付き優先駐車スペース」の整備、「おむつのばら売りの実施」を推進する方針を示している。
おむつ自動販売機は、「おむつのばら売り」推進を受け設置。紙おむつと飲料が購入できる一体型の自販機だ。大王製紙のベビー用紙おむつ「グ〜ン2枚入り」のほか、「グ~ン肌にやさしいおしりふき70枚入り」をいずれも税込み240円で購入できる。ダイドーは自販機の保守や紙おむつと飲料の補充を担当する。
自販機で紙おむつを販売するには、長方形に包装した紙おむつを、機能を損なわない状態で筒状に丸める必要があり、セコム医療システムが独自の包装技術を開発した、という。