留学生の3割が新型コロナでアルバイト退職 レバレジーズが調査、日本語能力で影響に差も

レバレジーズ 「新型コロナウイルスの影響での退職の有無」

 

 人材関連事業などを手掛けるレバレジーズ(東京都渋谷区)は、同社が運営する外国人向け求人検索サイト「WeXpats Jobs(ウィーエクスパッツジョブズ)」(https://we-xpats.com/ja/job/as/jp/)で日本在住の外国人留学生のアルバイト状況について調査。新型コロナウイルスの影響で、約3割がアルバイトを退職していたことなどが分かった。

 調査は6月30日から7月2日まで、インターネットで行い、301人(男性180人、女性121人)の有効回答を得た。このうち、アルバイトをしていた留学生は227人で、うち65人(28・6%)が新型コロナウイルスの影響でアルバイトを退職した、と回答したという。

 アルバイトを続けている留学生でも、約8割が新型コロナによって「給与が下がった」などマイナスな影響が出ていた。「シフトが変更され、少ない時間でしか働けなかった」「新型コロナの影響で出勤を禁止された」といった声が寄せられ、同社は「給与が下がったのは、労働時間の減少が背景にあるのでは」と分析している。

 調査時点でアルバイトをしている留学生の約3割の労働時間が「週8時間未満」だと回答した。一方で、約1割の留学生が「週28時間以上勤務している」と回答。夏休みなどを除いて入管法が定めた外国人留学生がアルバイトできる週28時間を超える違法状態も見受けられた。

 留学生が希望する職種は、教育・学習支援業、飲食業が上位2業種だが、実際にしているアルバイトは、飲食業、小売業(スーパー・コンビニなど)が上位だった。

 日本語能力で影響の違いもあった。新型コロナウイルスの感染拡大前からアルバイトをしていた留学生を日本語レベル別で見ると、「ネーティブレベル」の約4割が感染拡大後でも「影響がなかった」のに対し「あいさつレベル」の人は全員(退職4割、マイナス影響6割)が影響を受けており、日本語レベルがアルバイト雇用の安定性に大きな影響を与えることが分かった。

 レバレジーズは「今回の調査で新型コロナウイルスが外国人留学生の就労にマイナスな影響を与えていることが分かった。一方で、求人サイトでは職種によっては『外国人歓迎』が増えており、新たな雇用も生まれている。留学生と雇用主を適切に結びつける役割は大きい」としている。

 

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