店側が思うほど客は安心していない? 外食店舗の新型コロナ対策で覆面調査、28・3%が「不安感じた」

MS&Consulting 「感染症の心配なく、店舗を安心して利用できると感じましたか」に対する回答比率

 

 経営コンサルティングなどを手掛けるMS&Consulting(エムエス・アンド・コンサルティング、東京都中央区)は、外食店舗で新型コロナウイルス対策ができているかどうかについて、客の感じ方を調べる覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ」を実施、28・3%の人が「不安を感じた」ことが分かった。

 調査は5月8日から6月18日まで、首都圏を中心に居酒屋やイタリアンレストラン、ダイニング、バルといった主にアルコールを提供する212店舗で実施。実際に店で飲食した調査員318人が回答した。

 「感染症の心配がなく、安心して利用できたか」の質問に対して、「非常に不安を感じた」(4・1%)、「やや安心感に欠けた」(24・2%)と合わせると28・3%が不安を感じていた。「問題なし」は43・1%、「非常に安心だった」は28・6%だった。

 「また来たいと思ったか」という再来店の意思を四つの選択肢(必ず来たい、また来たい、多分来ない、絶対に来ない)で聞いた。「非常に安心だった」と回答した人の「必ず来たい」の割合は61・5%で、「非常に不安」「やや安心感に欠けた」と不安を感じた人の「必ず来たい」は14・4%と大きく差があった。

これについて同社は「不安だが、料理がおいしいのでまた来たいという人もいるのだろうが、『安心で、必ず来たい』との差が4倍以上あるのは大きい」としている。

 感染対策の具体的項目についても「触れやすい物の消毒」「消毒液のわかりやすさ」「接触を避ける工夫(客同士)」「十分な換気」「感染症対策情報の分かりやすい開示」の5項目すべてで「不安を感じた」人の評価が低かった。調査結果についてMS&Consultingは「この時期はどの店も店員がマスクをするなど何らかの対策をしているのだろうが、店側が思っているほど客は安心していないのではないか」と分析している。

 

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