新型コロナでメンタルヘルス電話相談が急増 ティーペックが集計、感染や失業の不安、DVも

ティーペック 「新型コロナウイルス関連メンタルヘルス電話相談の1日平均件数と全メンタルヘルス相談件数中割合」

 

 電話健康相談事業のティーペック(東京都台東区)は5月下旬、同社が行っている電話によるメンタルヘルス相談のうち、新型コロナウイルスに関する相談件数と内容について公表した。

 3月1日から5月12日までの期間で「新型コロナウイルス」をキーワードにした相談を集計したところ、4月7日の緊急事態宣言が出された前後から相談件数が急増したという。1週間単位でみると、4月22~28日が最も多く、1日平均92・3件で、全メンタルヘルス相談件数中43・8%を占めた。

 項目別では「感染の不安」「家族間の問題」「経済的な問題」「ハラスメント」などに分けられた。感染の不安については、息苦しさや微熱、せきなどがあり「自分が感染したのではないか」という訴えや、うつ病や不安障害など心身の持病が悪化したといった声があった。4月中旬ごろからは、ドメスティックバイオレンス(DV)の増加や、「夫が家事をしない」「子どもにきつくあたってしまう」という家族間の問題に関する相談が増えたという。

 自粛要請が長期化するにつれて、収入の減少や失業など経済的な問題が顕在化した。業務が減ったことによるストレスや、反対に急激に多忙になったことでのストレス、事業主からは経済の不安に関する相談もあった。「ハラスメント」については、在宅勤務になったことで「同僚同士の情報共有グループに入れてもらえない」「職場でせき込んだら怒られた」という職場や対人関係のストレスが目立った。

 不慣れなオンラインによる会議や授業による疲労の相談など、新型コロナ環境下ならではのストレスや、1人暮らしの人から孤独を感じるという深刻な不安も寄せられた。

 ティーペックは「新型コロナウイルスによるメンタルの不調は、ストレスを感じるだけではなく、外出自粛でストレスを発散することができないという特徴がある。長期化するにつれて、どんな人にも不調を来すことが考えられるので、適切な相談先を持つことが重要だ」としている。

http://www.t-pec.co.jp/

 

あなたにおススメの記事


関連記事

スポーツ

ビジネス

地域

政治・国際

株式会社共同通信社