
自動車情報総合サイトを運営するMOTA(モータ、東京都港区)は、新型コロナウイルスを巡って実施した自動車に関する消費者の意識調査を受け、自動車リース事業で「定額マイカー1年実質無料キャンペーン」を始めた。
MOTAは4月21~28日、緊急事態宣言が最初に出された7都府県に住む人を対象に「新型コロナウイルスの影響下におけるマイカー実態調査」を行い、441人の回答結果を分析した。宣言以降、40%超の人が「車の移動を増やしている」と回答するなど人との接触を避ける意識がうかがえた。また、車を購入する場合「燃費の良い車を選ぶ」「メンテナンス費用を抑えたい」といった支出を少なくしたいという回答が目立った、という。
こうした結果を受け、抽選で最大1年実質無料になるキャンペーンを始めた。リースは国内ほぼ全車種に対応。期間は5年、7年、10年があり、期間終了後は車の所有が利用者に移る。無料キャンペーン対象は7年と10年。7年の場合は3カ月分、10年契約だと6カ月分のキャッシュバックがある。10年リース契約者の中から抽選で50人が1年実質無料となる。キャンペーン期間は5月26日~6月30日。
リースの場合は、購入と違い頭金や自動車税、車検などまとまった出費がなく、毎月の支払いが定額となるのが特徴だ。MOTAは「新型コロナの影響で3密を避けて自動車での移動需要が高まっている。一方で支出を抑えたいという意識もあり、定額でマイカーに乗れるメリットは家計にとって大きいのでは」としている。